2010年8月6日金曜日

オルセー美術館展2010「ポスト印象派」に行ってきた

ようやく念願のオルセー美術館展2010「ポスト印象派」に行けました。
1時過ぎに到着したところ、待ち時間は20分と言っていました。
1列ちょと並んでいました。
帰りに見ると、3列ちょっと?くらいすごい人が並んでいてビックリでした。
ビックリの理由は、混雑予想と全然違うからです。
予想では、開館から15時くらいまでが大混雑でその後空いてくると表示されていました。
実際はその逆で、15時過ぎのほうが断然混んでいました。

さて内容のほうです。
最初は印象派です。
ドガの踊り子の絵は初めて見ました。いいタッチですね。踊り子の少女を表現するためのタッチです。光と影の構図もいいですね。
ピサロの橋の絵も素晴らしかった。点描とリアリティがマッチしてる。
モネが数点ありました。どれも素晴らしい。特に睡蓮の池の絵は、特に素晴らしかった。

ポスト印象派の目玉の一つがゴッホですが、ゴッホは印象派だと思います。
ゴッホの絵は動画を見ているようです。吸い込まれていく。
星降る夜。もう目の前に夜景を見ているようです。
写実で描かずに、写実よりもリアリティがある。ゴッホの絵はそういう感じです。

印象派以降の多くの西洋絵画の巨匠が手本にした浮世絵。
この展示を見るとほとんどが浮世絵の影響を受けているように見えます。
貧しき漁夫、は、絵による内面表現として説明されていて、大変素晴らしい作品です。でも浮世絵もそうですし、この絵の雰囲気も浮世絵チックです。

ポスト印象派は、あまりに多種多様ですから、同じカテゴリで表現するのは無理があります。
それを一度にこれだけ見る機会は早々ありませんので、見たほうがいいです。

これはどの展覧会でもいえますが、実物と写真集は全く違います。写真で見て、分かった気になってはいけませんです。

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