2011年2月3日木曜日

エジプト情勢

エジプトがどんどん混乱してきました。
もう本来の目的は逸脱して、エゴむき出しの闘争に変わっています。
遠い地の出来事ですから、日本の一般市民の受け止め方はマスコミに従うしかありません。
今のマスコミの姿勢は、大統領は30年間強権を発動して国民を弾圧してきた独裁者で、デモを起こしてる人たちは私たちと同じ民主主義と自由を訴えている人として報道しています。
わかりやすくニュースを伝えるのはいいことですが、事実をわかりやすいように捻じ曲げることが多々あります。今回はまさにそうでしょう。
デモを主導している人たちの多くはイスラム原理主義者で、オサマ・ビンラディンたちと一緒です。
同派のタリバンは徹底的な抑圧で、女性は学校や就職もできないなど、原理主義で徹底弾圧します。
そもそも前大統領はその原理主義者に暗殺され、その反省から現大統領は徹底的にテロを抑制してきたのです。
大統領がすべて悪で、原理主義者がすべて全というわけではありません。

エジプトは中東の中で大国で、そのエジプトがイスラエルと和睦したおかげで戦争は抑えられてきました。
革命が起こり、イスラム原理主義国家になったらどうなるでしょうか?
エジプトや中東からアメリカを締め出す動きになり、イスラエルとも中東戦争の再開になり、9.11の再発どころか第3次世界大戦に発展しかねません。

のんきに革命が起こることを期待した報道を繰り返すマスコミはもっと掘り下げて報道すべきではないでしょうか。

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